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アーティストとデザイナーの違いとは|名古屋糖尿病内科 アスクレピオス診療院|名東区の糖尿病専門医

アーティストとデザイナーの違いとは

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アーティストとデザイナーの違いとは

公開日: 2019年9月30日

最終更新日: 2019年12月28日

 
普段は、芸術とは縁のない人ですが、あいちトリエンナーレに行ってみた感想です。
 
<アートとは何か?>
 
アートとは、静止画・動画・音・空間に日常生活に存在しない光景を人為的に作り出すことにより、感覚の不協和音を生じ、感情を揺さぶるものです。
 
人の脳は、線とか点とかが一定に集まったり、特定の規則性のあるものをみると、それが何であるかを、知識や経験をふまえて、理解しようとします。
 
アートは、一定の規則性をもたせた創造物であり、人の脳は、自身の記憶や経験と照らし合わせて、それが何であるかを理解しようとしますが、自然界に存在せず、経験上もない事なので、創造物をそのまま理解できません。
 
そのため、無理やり何かにあてはめるか、、これは〇〇だと特定できないものとして脳は不十分なまま理解せざるを得ず、感情に違和感が生じることになります。
 
さらに、創造物が、あまりに規則性を失うと、カオスとして、頭が処理してしまう(要するに、ただの雑多な落書き、散らかったゴミとしてとらえる。)ため、常に、創造物には一定の規則性と、全体の調和を保つ必要があります。
 
芸術家は、アートを創作する場合には、創造物の全体のバランスを整えながら、少しずつ作っていき、脳の処理能力でカオスと認識されないようにする程度に、非日常性は抑えている感じです。
 
見ていると、アートにも二種類あって、感覚的には、アートというより、デザインに近く、ただ、バランスが美しいものと、人間の感情が溢れ出しているものがあります。
 
後者が歴史に残るものですが、そのため、芸術家として大成するには、激しいトラウマや、統合失調症のように常人離れした感覚が必要だと感じました。
 
 
<デザイナーとアーティストの違って何?>
 
デザイナーは、ユニバーサルデザインと言われるように、一般人の感覚から見て良いものを創作する人。
 
つまり、認知は正常で、遠近法やバランスの良く見せる方法などのスキルを積み重ねることにより、成長していく。社会生活上は、問題なし。
 
アーティストは、大成する人の場合は、統合失調症や激しいトラウマなどによる認知の歪みがあり、後天的に絵画などの表現する技術を習得した人。
 
本人は自分の感性で良いと感じるものを創作していますが、一般人との感性とは隔たりがあるため、理解されない事が多い。
 
発狂する前ぐらいが一番良い作品が作れるが、別の世界に行ってしまうと、社会生活などが、いろいろと終了してしまいます。
 
創作活動の源泉、つまり、認知のゆがみの元である統合失調症などの精神疾患を治療すると、認知が正常となり、作品がつまらなくなる場合があるのではないでしょうかね。
 
 
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