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糖尿病と乳がん|名古屋糖尿病内科 アスクレピオス診療院|名東区の糖尿病専門医

糖尿病と乳がん

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糖尿病と乳がん

公開日: 2019年5月1日

最終更新日: 2021年9月22日

 
今回は、糖尿病と乳がんの関係について解説します。
 
乳がんは、女性に多いがんです。
 
男性の乳がんは、乳がん患者全体の1%未満です。
 
乳がんは、女性では、新たに診断されたがんの第1位を占めており、女性のがんの死亡者数では、第5位を占めています。
 
(参考:2017年度 全国がん登録による全国がん罹患データ、及び、人口動態統計による全国がん死亡データ)
 
乳がんは頻度の高い病気であり、日本人女性の約12人に1人が乳がんにかかると言われています。
 
日本人の乳がんの発症年齢は、20代後半より徐々に増加し、40歳台後半にピークとなります。
 
欧米の乳癌が閉経後に多いのと比べて、日本人の乳癌は、若干若い年齢で発症します。
 
乳がんは、女性ホルモンが、がんの発症に関与する病気です。
 
女性ホルモンが関係する乳がん発症のリスク因子としては、

  • 初経年齢が早い
  • 閉経年齢が遅い
  • 出産歴がない
  • 初産年齢が遅い
  • 授乳歴がない

 
ことが挙げられます。
 
乳がんの発症には、遺伝的な影響も考慮されており、

  • 血縁者に乳がんや卵巣癌患者がいる方
  • 特定の遺伝子に異常のある方(例:BRCA1・BRCA2遺伝子)

 
などでは、乳がんの発生リスクが上昇することが報告されています。
 
その他のリスク因子としては、閉経後肥満、飲酒習慣が悪影響を及ぼすとされています。
 
乳がんには、詳細は割愛しますが、非浸潤がん、浸潤がん、パジェット病の大きく3つのタイプがあります。
 
さて、2型糖尿病と乳がんの関係ですが、
 
欧米では、乳がんは、2型糖尿病の女性、特に閉経後の患者でよく認められ、欧米の研究では、糖尿病の女性は、高齢の非糖尿病患者よりも、閉経後乳がんを発症する可能性が、最大20%高い事が報告されています。
 
同じように日本人女性でも、糖尿病の既往が乳癌発症リスクを増加させることはほぼ確実と言われています。
 
糖尿病によって、乳がんの発症リスクが上昇する背景としては、糖尿病に合併しやすい肥満症の存在、高インスリン血症,高血糖などの影響が指摘されています。
 
最後に、糖尿病の治療薬のメトグルコは、さまざまな悪性腫瘍の発生リスクを下げる効果がありますが、乳がんの発生リスクも低減させる効果があることが報告されています。
 
肥満や乳がんの家族歴があり、乳がんのリスクの高い女性患者には、メトグルコを積極的に投与したいですね。
 
内科では乳がんの早期発見は難しいため、定期の乳がん検診で早期発見に努めましょう。
 
 
 
名古屋糖尿病内科
 
 
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文責・名古屋糖尿病内科 アスクレピオス診療院 糖尿病専門医 服部 泰輔 先生
 

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