全粒穀物は糖尿病に良いって本当?
全粒穀物は糖尿病に良いって本当?
公開日: 2019年5月1日
最終更新日: 2022年12月31日
糖尿病は、体質(遺伝素因)と、食習慣や運動習慣などの生活習慣(環境素因)が、互いに影響することで発症する病気です。
糖尿病の発症に大きな役割を果たす食生活ですが、近年、欧州8カ国で行われた栄養とがんリスクの調査研究より、ビタミンC、カロテノイド、全粒穀物の摂取量が多いほど、2型糖尿病のリスクが減少することが報告されました。
全粒穀物とは、精白などの処理で、種皮、胚といった部位を除去していない穀物やその製品のことです。
例としては、玄米やふすまを取っていない麦が挙げられます。
これらの食品には、精白したものよりも、食物繊維やビタミンB群、鉄分をはじめとしたミネラルが多い特徴があります。
糖尿病の予防のためには、野菜、果物、全粒穀物を積極的に食べるのが良さそうですね。
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文責・名古屋糖尿病内科 アスクレピオス診療院 糖尿病専門医 服部 泰輔 先生