アスクレピオス診療院のWeb予約
WEB予約 電話

新型コロナウイルス感染症について思う事|名古屋糖尿病内科 アスクレピオス診療院|名東区の糖尿病専門医

新型コロナウイルス感染症について思う事

新型コロナウイルス感染症について思う事|名古屋糖尿病内科 アスクレピオス診療院|名東区の糖尿病専門医

新型コロナウイルス感染症について思う事

公開日: 2020年1月27日

最終更新日: 2020年12月28日

 
中国の武漢市で発生した新型のコロナウイルス感染症が話題となっており、肺炎などによる死者も多数報告されています。
 
先日、愛知県でも中国(武漢市)からの40代男性の旅行者から、新型コロナウイルス感染による肺炎が報告されました。
 
→ 愛知県ホームページ(外部リンク)
 
これが、日本にとって、どのくらいの影響があるかが気になるところです。
 
ウイルス学や感染症学の専門家ではないため、正確な情報は厚生労働省などの政府機関から発表されているものを参照して下さい。
 
新型コロナウイルス感染について、状況から推察してみたので、興味があればどうぞ。
 
 
新型コロナウイルス肺炎
 
 
最初に気になるのが、ウイルスの毒性についてです。
 
今回の新型ウイルスの感染経路は、明らかになっていません。
 
しかし、飛沫感染するような新しいウイルス感染症が発生した場合には、人々には、該当ウイルスへの免疫がないため、流行しやすいと考えられます。
 
(インフルエンザでも、ウイルスが変異し、抗原性が変わると、大流行を起こす場合があります。)
 
今回のような新型感染症に遭遇した場合には、以下の点を調べることが重要でしょう。

  1. 感染者と濃厚接触していた家族はどうなったのか?
  2. 病院にウイルス感染者が押し寄せていましたが、病院に入院していた高齢者、がん患者、免疫抑制剤を使用している免疫能が低下している人々はどうなったのか?
  3. 発症者と最初に接触した医療従事者はどうなったのか?
  4. 不顕性感染者、発症者の割合、重症化した人の割合はどのくらいなのか?
  5. どういう人が重症化しやすいのか?

 
今回の新型ウイルスの潜伏期間(ウイルス感染後に症状がでない期間)は不明ですが、一説には、1日~14日と報道されています。
 
→ FNNニュース(外部リンク)
 
そのため、最初の発症者と濃厚接種していた家族は、人から人に感染するウイルスだと仮定すると、すでに発症しています。
 
濃厚接触していた家族がどのくらい発症・重症化し、死亡しているかをみれば、ウイルスの毒性の予想がつきます。
 
(インフルエンザでは家族全員が感染することも珍しくありません。)
 
次に、リスク因子については、病院にウイルス感染者が大挙して押し寄せていました。
 
中国の医療水準は、当院に受診している中国で治療されていた患者の治療内容から推測するに、日本よりも、少なくとも10年以上、遅れているように感じます。
 
そのため、発症初期の段階では、ウイルスが病院内を蔓延していたと考えるのが妥当です。
 
入院患者のうち、どのくらいが肺炎を生じたり、重症化しているかをみれば、どのような疾患がリスクになりうるのか、どの程度感染しやすいのかも推定できます。
 
発症者と最初に接触した医療従事者の発症率をみれば、健常な医療従事者にどのくらい感染するのかの参考になります。
 
最後に、死亡者や重症者の人数は、母集団が大きくなれば、人数が増えるので、感染した人のうち、何人が重症化したのかの割合を調べる必要があります。
 
新型コロナウイルス感染症が、今後どうなるかは、未定です。
 
現時点では、一般的な風邪・インフルエンザの予防と同じく、
 
規則正しい生活、野菜・果物などのバランスの取れた食生活、うがいや手洗いを行い、
 
咳症状がある人では、他の人にうつさないために、マスクをつけるようにした方が良さそうですね。
 

 
 
 
 
→ 「糖尿病内科 in 名古屋」の記事一覧
 
 
オススメ記事・関連情報
 
インフルエンザとは – 症状(熱、咳、頭痛等)、流行る時期、潜伏期間、検査、治療などの解説
 
インフルエンザは内科と耳鼻科のどちらに受診すべきですか?
 
インフルエンザと風邪(感冒)を見分ける方法
 
のどの痛みは、内科、耳鼻科どっちに受診すべき?
 
インフルエンザワクチンの予防接種を2回すると効果は増すの?
 
 
 
クリニック「アスクレピオス診療院」名古屋市名東区のトップへ
 
 
 


 
 
名古屋市名東区 糖尿病内科 アスクレピオス診療院 糖尿病専門医 服部 泰輔 先生 著
 

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ