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高血圧の症状 – めまいと血圧の関係とは

高血圧の症状 – めまいと血圧の関係とは

公開日: 2021年9月23日

最終更新日: 2021年10月14日

 
高血圧とめまい
 
めまいは、ふわふわとした動揺感、くるくると天井が回転する感覚、歩行時の動揺感、気の遠くなる感覚などの自覚症状を認めた時を指します。
 
高血圧は、めまいの直接の原因にはなりません。
 
高血圧を治療中にめまいをきたした場合には、次の可能性を考慮して下さい。

  • 降圧薬の副作用
  • 起立時の血圧低下
  • 心臓の病気
  • 脳卒中
  • 耳(内耳)の病気
  • 心因性

 
 

降圧薬の副作用

 
一部の降圧剤の中には、副作用として、めまいやふらつきを起こすものがあります。
 
めまいをきたす代表的な薬としては、カルシウム拮抗薬のアムロジピン、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB, angiotensinⅡ receptor blocker)のイルベサルタン、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(angiotensin-converting-enzyme inhibitor)のエナラプリルなどが挙げられます。
 
 

起立時の血圧低下

 
降圧剤を使用しているときに、血圧が下がりすぎても、めまいやふらつきの原因になる場合があります。
 
高齢者や糖尿病があり、起立した時に血圧が下がる人(=起立性低血圧のある人)は、急に立ち上がったときに、血圧が下がりすぎてしまい、めまいやふらつきが出現する場合があります。
 
→ 糖尿病性神経障害の解説記事
 
 

心臓の病気

 
高血圧のある人は、心臓の病気を合併するリスクが高くなります。
 
心臓の病気が原因となり、めまいをきたす疾患としては、不整脈と心臓の弁に異常が生じる弁膜症が代表的です。
 
これらの疾患によって、脳への血流が不十分になったときには、めまいやふらつきが生じる場合があります。
 
 

脳卒中

 
脳卒中は、脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳が障害を受ける病気です。
 
脳の血管が詰まる脳梗塞や、脳の血管が破れて出血する脳出血などが代表的な病気です。
 
脳卒中を発症した場合には、脳への血流を維持するために、血圧が著しく高くなります。
 
脳卒中の多くは、突然、血管が詰まったり、破れたりして発症するので、発症が急激です。
 
突然の急激な血圧の上昇とともに、激しい頭痛、手足の麻痺、話しにくいなど症状が出現した場合には、脳卒中を疑い、速やかに医療機関に受診しましょう。
 
 

耳(内耳)の病気

 
内耳は、耳の奥にある聴覚と平衡感覚を司る器官です。
 
内耳に異常が生じると、めまいやふらつきを認めます。
 
内耳に異常が生じた場合にも、ストレスで血圧は上がるため、血圧は高くなります。
 
内耳に異常をきたす病気としては、メニエール病、良性発作性頭位めまい(BPPV)、前庭神経炎などが挙げられます。
 
内耳に異常が生じた場合には、耳の聞こえにも異常が生じ、耳鳴り、難聴等をきたす場合があります。
 
ふらつきとともに、耳鳴り、難聴等を認める場合には、耳鼻咽喉科に受診しましょう。
 
 

心因性

 
最後に、心因性は、めまいやふらつきの原因を検索しても、明らかな原因が同定できない場合に考慮します。
 
 
以上です。
 
 
高血圧は、めまいの直接の原因にはなりません。
 
高血圧の治療中にめまいを認めた場合には、めまいの原因を検索しましょう。
 
参考
 
American Heart Association, What are the Symptoms of High Blood Pressure? 
 
Serafina Chimirri et al. Vertigo/dizziness as a Drugs’ adverse reaction J Pharmacol Pharmacother. 2013
 
 
 
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文責・名古屋市名東区 糖尿病内科 アスクレピオス診療院 糖尿病専門医 服部 泰輔 先生
 

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