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経口ブドウ糖負荷試験ってどういう検査? ー 75gOGTT 糖尿病の診断検査

経口ブドウ糖負荷試験ってどういう検査? ー 75gOGTT 糖尿病の診断検査

公開日: 2019年9月27日

最終更新日: 2019年10月22日

 
今回は、糖尿病の診断のために行われる「経口ブドウ糖負荷試験」について説明します。
 
経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)は、糖尿病の診断に用いる検査です。

 
簡単に説明すると、初期の糖尿病患者さんだと、血液検査だけでは、糖尿病と診断が確定できない事があるため、絶食後に、甘い砂糖水(カロリーは300kcal!)を飲んでいただき、上昇した血糖値が、時間が経つと元に戻るかを見る検査です。
 
この検査は、健康診断などで高血糖・尿糖などが見つかり、糖尿病が疑われた方に行います。
 
参考記事 → 1.尿糖全般 2.妊娠中の尿糖 3.尿ケトン 4.腎性糖尿 5.糖尿病の診断基準 の記事
 
糖尿病が疑われる対象者は、
(1)
尿糖が陽性の人 
(2)
血糖が高い人 
(空腹時 110〜125mg/dl 随時140〜199 mg/dl) 
(3)
HbA1c 5.6% 以上の人 
になります。

 
(* 対象者は本人の状態によって変わります。)
 
この検査をどうして行っているのか、理由を説明すると、人の身体は、糖分を摂取すると、血糖値は上がりますが、徐々に糖分が体に取り込まれて、元の値まで下がります。
 
しかし、糖尿病の方では、糖分を摂取した後に、身体への糖分の取り込みが悪くなり、血糖値が元の値まで戻るまでに、時間がかかり、戻らなくなります。
 
(= 血糖値が高くなる)
 
そして、この血液中の糖分が高い状態(例・血液ドロドロ)が続くと、将来的には、全身の血管等が傷み、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞など怖い病気になります。
 
参考記事 → 1.糖尿病の入門  2.糖尿病の三大合併症
 
以上から、本検査は、糖尿病の早期発見のために行なっているというわけです。
 
また、糖負荷試験を行う際に、同時にインスリンという血糖を下げるホルモンも同時に測定します。
 
インスリンの分泌動態によって、インスリンの効きやすさ(=インスリン抵抗性の有無)や、インスリンの分泌能を評価する事ができます。

参考記事 → 1.インスリンと糖尿病の関係 2.インスリンの解説
 
実際の検査の流れですが、

糖尿病の診断に用いるトレーランG

写真はトレーランG

① 前日の夕食後から絶食。

② 当日朝、来院後に採血。

③ トレーランG(75gのブドウ糖の入った水)を内服。

④ 内服30分、60分、120分に採血。 

になります。

 

結果の評価については、健常者では、2時間が経過すると、血糖値は140mg/dl未満まで低下しますが、糖尿病の方では、血糖値の下がり方が悪くなります。
 
「糖尿病の診断基準」では、空腹時血糖 126mg/dl 、2時間値 200mg/dlを超えた場合には、糖尿病と診断されます。
 
(健常者より血糖値が若干高い場合は、境界型糖尿病と診断されます。)
 

75gOGTTの基準

糖尿病診断の指針 ー 日本糖尿病学会

 
健康診断で異常を指摘された場合など、一度、当院にお越し下さい。
 
 
→ 「糖尿病内科 in 名古屋」の記事一覧
 
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